Boenicke | W11 Speaker
BOENICKE AUDIO(ボーニック・オーディオ)は約17年前にドイツとフランスとスイスの3国の国境に位置するスイス北西部のBasel(バーゼル)に設立されました。設計者のSven Boenicke(スヴェン・ボーニック)は録音エンジニアとして200件以上ものレコーディング経験を持ち、その優れた感性とキャリアを活かし、約25年もの間スピーカー設計に携わっています。
Boenicke W11 Speaker
キャビネット
一次反射特性とカラーリングの少ない再生を実現するため、無垢の木材のみを採用したキャビネット内部は、高度なアコースティック理論により、非常に複雑な形状をしています。これらは最先端のCNCマシーンを使用して時間をかけて切削加工され、定在波の影響をシャットアウトするためにドライバーは全て内部で仕切られる構造になっています。ベースドライバーのためのバスレフダクトの形状は、超低域までを開放的に鳴らすために適切な形状をしており、サイズを超越した驚異的な低域再生に大きく貢献しています。
ドライバーユニット
・高域用にエレクトロメカニカルパラレルレゾネーター(1本のワイヤの形をしたハンドビルトされた特殊なレゾネーター、プラス端子に並列に取り付けられる)でチューンナップされたハイパスフィルターを備えた3インチwidebanderアルミニウムドライバーユニット。
・中域用にはローパスフィルターとアッシュウッドフェイズプラグを備え、そしてペーパーボイスコイルを用いた6インチカスタムメイドウッドコーン・ベースミッドレンジドライバー。
・低域用にはクロスオーバーレスで動作し、27Hzまで正確に再生可能な10インチカーボンファイバーハニカムドライバーを採用。
・リアにはアンビエンス用シルクドームツイーターを搭載。
・低域レベルは5段階で調整可能。
Swing Base(スイングベース)
W11には、水平軸での摩擦を最小限にしてスピーカーが自由にスイングできる機能を盛り込んだSwing Base(スイングベース)と呼ばれる脚が付属しています。ワイヤーで吊られた2点支持の後方の脚と、青銅製のインシュレーターに収まっているボールの上に1点で支持された前方の脚によるトータルで3点支持のSwing Baseは、スパイク等によるリジットな設置に比べ、サウンドスペクトラムを劇的に改善させ、エネルギー、音場空間の再現性に抜群の効果を発揮します。
その他
BOENICKE AUDIOは設計者Svenによる完全ハンドメイド。木材の選定、切削加工、ドライバーユニットの調整、サウンドチューニング、そしてスピーカーペアのマッチングに至るまで、すべてスイス国内にて行われています。厳選された無垢の木の特有の美しさと完璧な手作業から生まれるサウンドクオリティは、数あるハイエンドスピーカーの中でも最高峰の趣味性の高さを誇ります。
W11 SE Version
W11 SEは、W11をフルチューンしたスペシャルモデル。至高のサウンドを求めるあなたに最適です。
・ベースミッドレンジドライバーにエレクトロメカニカルパラレルレゾネーターを搭載。
・量子ノイズを大幅に低減する素子、Bybee Quantum Purifiersを採用。
・プロプリエタリーフェーズリニアリゼーションネットワークを搭載。
W11 SE+ Version
W11 SEを超える究極のサウンドパフォーマンス。あなたは何も考えずに音楽にただ寄り添うだけです。
W11 SEの仕様に下記が追加されます。
・高域widebanderドライバー、ベースミッドレンジドライバーにエレクトロメカニカルシリーズレゾネーターを追加。また、これらすべてのレゾネーターにSTAGEIIタイプを採用。
・高域widebanderドライバーはHarmonix製のチューニングベースでサウンドチューニングを施行。
・高域widebanderドライバーにMundorf製Silver Gold Oilキャパシターを搭載。
・スピーカーターミナルにSteinmusic Speaker Match Signatureを搭載。
・リアツイーターにMundorf製MCapコンデンサを採用
スペック Technical Specification
感度
89dB/W/m
インピーダンス
6Ω
低域レベル
2.5 dBずつ5段階で調整可能
寸法
16.1(W) × 39(D) × 105(H)cm
重量
25kg
感度 | 89dB/W/m |
インピーダンス | 6Ω |
低域レベル | 2.5 dBずつ5段階で調整可能 |
寸法 | 16.1(W) × 39(D) × 105(H)cm |
重量 | 25kg |