CH Precision  | 10 Series |C10 Conductor

C10 DAC からの重要なステップアップが「C10 Conductor」へのアップグレードです。このアップグレードでは、C10 DAC内部に収められていたDAC基板とアナログ回路を新たな専用シャーシに物理的に移設し、システム全体を再構成します。これにより、従来のC10 DACはデジタル処理とクロック管理を担う専用ユニットとして位置づけられ、そのネーミングは「C10 Conductor」へと変更されます。そして、新たに追加された専用シャーシが「C10 Master DAC」となり、D/A変換およびアナログ出力回路を担います。両シャーシは、CH Precision独自の超低ノイズ伝送方式 CH-Link HDケーブル2本 によって接続され、デジタル処理はアナログDACステージに送られる前に完全に分離された環境で実行されます。これにより背景ノイズが大幅に低減し、チャンネルセパレーションや音場再現力が一層強化されます。
C10 Conductor、C10 Master DACともに電源別筐体のため、4筐体構成となります。各ユニットは独立動作し、合計2本の電源ケーブルが必要です(C10専用2台目電源ユニットを追加している場合は5筐体構成で電源ケーブルが3本必要。)
C10 DACからアップグレードしていく方法に加え、C10 ConductorとC10 Master DACを同時購入することで、本国工場出荷時から4筐体(または5筐体)のデジタルフロントエンドを構築することも可能です。後から追加する場合は弊社(ゼファン)でのアップグレード作業が必要となりますが、性能面・価格面での不利は一切ありません。このアップグレードにより、C10は単なるDACにとどまらず、究極の静寂性と卓越した音楽再現力を備えたデジタル・フロントエンドとして完成します。
※ページトップの写真は、電源ユニットを追加している5筐体構成で、C10 Conductor Full Monoです。