
CH Precision | 10 Series | T10 Time Reference
T10 Time Referenceは、CH Precisionが誇るリファレンスクロック「T1」と同一の内部設計を採用し、10シリーズの筐体デザインに統合したモデルです。
デジタルシステムにとって何よりも重要なのは時間です。オリジナル信号の正確な再生には正確なデータ配置、音楽信号を構成する個別のサンプルが重要です。サンプル間隔にドリフトやエラーがあればたちまち信号の整合性が損なわれます。デジタルシステムの設計者たちが時間領域の基準を提供するマスタークロックの精度を確保するために苦労も惜しまないのはそのためです。このようなジッター排除は、デジタル設計において至高の目標と言えます。
問題は、複数の機器を使用すると、エラーが飛躍的に増加する可能性があるということです。最も簡単なソリューションは2つのデジタル機器を同期して1台をマスターとし、もう一台をスレーブにすることです。これはまさにD1, C1用に提供しているクロックボードのソリューションです。これらの製品には高度なソフトウェアコントロールが組み込まれているので、オーナーは環境やシステム構成に合わせてマスターとスレーブを指定することができます。


しかし複数の機器を1台のマスタークロックに同期するよりも優れているソリューションは一体何でしょうか?それは、T1のような優れた外部のクロックジェネレーターに同期することです。
CH Precision製品はそれよりもずっと長く使われることを想定しています。寿命が限られた部品を組み込むことは信念に反することです。廃棄に重大な問題がある部品であるならば、それは尚更です。OCXO回路の物理工学と温度制御に注意を払い、複数のバッファと高度な電源部を提供することにより、ルビジウムクロックの性能に同等あるいはそれに勝るパフォーマンスを実現しています。
さらに発振器出力の絶対的精度を保証するため、セシウムアトミッククロックで制御されたGPS衛星と、T1を同期することができます(要GPSオプション)。これは現在知られている、最も安定した正確なタイムソースです。その1Hz同期信号はT1の出力のドリフトを今後何年も防止し、最も正確かつ慎重なデジタル信号の処理を保証します。

写真左上から、 C10 Conductor、 C10 Master DAC、C10 Dual mono PSU、C10 PSU、写真右上から、 D10 Reference Transport、T10 Master Clock、D10 PSU、C10 Conductor PSU
出力
・超高精度の高周波 (10MHz)
・方形波: 1V / 500mV 選択可能(ピーク値からピーク値)
・正弦波: 1V / 500mV 選択可能(ピーク値からピーク値)
・75Ω BNC 同軸出力 x 6
・トランス結合出力で位相ノイズとエラーを除去するトランスカップルド出力
・出力ごとに各種設定が可能
入力
・オプションのGPS入力により、クロックの周波数精度はルビジウムクロックを遥かに超えるセシウムクロックレベルに向上
・外部同期用 1PPS/ TTL信号
・リモートコントロール用イーサネット端子 (CH Control App)
・ファームウェアアップデート用USB端子
電源部
・各セクションにウルトラローのイズのレギュレーターを装備
・OCXO(水晶発振器)、 OCXOバッファ、および出力バッファのための電気的絶縁されたパワーサプライ
・磁気および静電気からシールドされたトロイダルトランス
構造
・安定した温度制御のために、重量級のアルミブロックの中に配置されたダブルオープンタイプのOCXO
・万全の振動対策のためにOCXOアルミブロックは高減衰性能を発揮するシリコンゲルにマウント
・振動を最小限に押さえるフローティング構造の電源トランス
オプション
・他のCH製品とは異なり、T10のオプションはGPSオプションのみ提供
・T10自体が拡張製品、アップグレード可能なCH Precisionのシステム構成の中で重要なオプションとして、 CH Precisionのデジタル機器、( D10, C10/C10 mono/ C10 conductor full mono )と組み合わせることによりパフォーマンスが大幅に向上


