Bayz Audio  |  Counterpoint 2.0

この独創的な形は決して奇をてらって作ったわけではありません。音を追求し、最先端技術を追求し、スピーカーとは一体何かということを追求した結果がこの形なのです。

Bayz Audio Counterpoint 2.0

Counterpoint/Couranteは、”C”の文字の様に優雅に曲線を描くカーボンチューブをエンクロージャーに持つ非常に特徴的なスピーカーです。心臓部は特許を取得した筒状のBRSドライバーで、それを軽量エジプトコーンで特別に設計された2基のミッドウーファーがこの直立したラジエターを上と下から囲んでいます。これにより、全帯域完全無指向性を実現しています。
これらのダイナミックドライバーは、Couranteでは20cm径を搭載しているのに対し、Counterpointでは25cm径を搭載。最低域から2kHzまでカバーした
後、6dB/octでBRSに引き継ぎ、50kHzまで完全にフラットで再生します。

BRSを搭載したスピーカーシステムを設計するにあたり、Zoltanが目指したのは歪みが最も低いスピーカーを作ることでした。Zoltanは言います。
”他の最高級スピーカーと比較してインパルス応答が速く、減衰がはるかにクリーンで、リンギングが非常に低い。完璧な周波数特性で理想的なパルスのスピーカーを設計しようと思いました”インパルスは急峻に立ち上がること、重要な帯域での位相反転は最小限にすること。

そのために、デンマークの中心に拠点を置くDanesian Audio ApSのCEOであり、有名なSatoriドライバーの設計者であるFlank Nielsen(フランク・ニールセン)にBRSの超ハイスピードに適合するミッドウーファーの製作を依頼。Flankは、SB Acoustics・ScanSpeak・Vifa・Danish Sound Technologies・Tymphanyなどのハイエンドドライバーユニットを設計し、30年間オーディオ業界に携わってきました。 FlankとDanesian Audioチームは、Counterpoint/Couranteにマッチさせた、Satoriドライバーに似た特注の軽量パピルスコーンを採用した超高速ドライバーユニットを提供しました。

また、Andras Voloscsuk(アンドレス・ヴォロシュスク)と彼のエンジニアリングチームはCounterpoint/Couranteの高強度軽量カーボンファイバーコンポジットキャビネットを製作供給し、そのサイズのスピーカーシステムサイズとしては前代未聞の軽さを実現しています。AndrasとコンポジットプロジェクトチームはF1モノコック、Red Bull Air Race World Championshipsの競技用飛行機などに使われる最新鋭のカーボンファイバーを数十年開発してきました。Counterpoint/Couranteの超ハイスピードサウンド、そして芸術的な美しさと優雅さを兼ね揃えたこの特徴的なエンクロージャーは、彼の幅広い知識と生涯にわたる経験の賜物です。この特許取得済みのキャビネットは、超低質量にすることでエネルギー保存が極端に少ないこと、2基のミッドウーファーがBRSを背中合わせに連結しながらキャビネットに取り付けられているため、作用反作用の法則により不要振動はほぼありません。

キャビネットの背面に天然木を使用したバックプレートを装着することで、さらに制振効果を高めています。これにより、スピーカー全体で圧倒的なピュアリティと少ないタイムディストーションを実現しています。キャビネット内部は、空気力学を取り入れ、キャビネット自体の振動を防ぎ、空気が渦のない層流で流れる設計。従来のスピーカーキャビネットの内部のブレーシングノイズを考えればどれだけ重要なポイントかお分かりいただけるでしょう。また、内部にはダンピング材は全くなく、吸収された音エネルギーによってダイナミクスは制限されません。ウーファーの後方には反射する面が全くなく、放射方向の恩恵で床面からの反射もない画期的なデザインです。

スペック Technical Specification

周波数レスポンス

24Hz - 45kHz +- 3dB

感度

94 dB /2.83 V /m

インピーダンス

4 Ω

推奨ドライブアンプ

50W以上

クロスオーバー周波数

2kHz以上

キャビネット重量 カーボンファイバー

60.5kg(ベーススタンド含む)

キャビネット重量 ピアノブラック/マットブラック

66.5kg (ベーススタンド含む)

キャビネット

1850 x 700 x 400 mm (H x D x W)