Boenicke | Com Dev - Accessory
ComDev(コムデビ)はBoenicke audio の設計者であるSven Boenicke(スヴェン・ボーニック)が長年ショーや展示会で密かに使ってきたものですが、この度、ついにアクセサリーパーツとして、単品で発売開始となりました。
Boenicke Com Devアクセサリーパーツ
多くのオーディオファイルがそのオーディオシステムの中でインパクトの大きい主要機器にフォーカスするのは自然なことです。そのためアクセサリー類は、ソース機器、アンプ、スピーカー等の主要機器に対して負け戦をする運命にあります。
しかしながら、主要なハードウェアで満足できる結果が出ていたとしても、向上心旺盛なオーディオマニアならアップグレードしたくてうずうずしてしまうもの。
そんな時、オーディオアクセサリーは現状を損なうリスクなしで進化するための賢い方法です。高価な新しいアンプやDAC を買うのではなく、すでに持っている機器からさらにパフォーマンスを絞り出せるかもしれないし、今の音が気に入っているならなおさら効果的と言えるでしょう。
この四角い天然木でできた物体は、8x5x15 ㎝(WHD)のサイズで、スピーカー端子に接続するための2 本のケーブルを備えているだけです。Sven によれば、決してパッシブフィルターや信号コンディショナーの類ではなく、人間の感受システムに影響を与える信号エミッターとのことで、内部詳細は明らかになっていません。
少なくとも一つ言えることは、スピーカーに並列に抵抗負荷を与えるパッシブな機器であり、Sven がひとつひとつ組み立て調整を行っており、スピーカーまたはアンプのスピーカー接続端子に接続するだけで、その変化は瞬時に始まるということです。
Sven は言います。「ComDev はコミュニケーションデバイスの略であり、本機を使用すれば、どのパッシブスピーカーもリスナーに音楽をより近づける、つまり音楽性が向上するはずです。ComDev はアクセサリーによくあるような、いわゆる「ノイズカット」ではありません。つまり、静粛性が増し、クリーンになり、空気感が高まり、ダイナミックコントラストが高まるというような性質のものではありません」
おそらく、ほとんどのオーナーが ComDev を使った時と使わない時の比較では、すぐに確証は得られないはずです。変化の仕方が他のアクセサリーとは全く違うからです。しかしながら、時間が経つと気づくはずです。音楽の全体像を変える有能なツールだということに。