CH Precision  | 1 Series | M10 Stereo Power Amplifier

すべてのパーツをコンポーネントレベルまで再検討し、独自の回路、改良。より洗練されたシグナル・ルーティングにより、高性能なM1.1から全く新しいレベルの性能と音楽的能力を確立

M10は、高性能なM1.1をベースに全く新しいレベルの性能と音楽的能力を確立するために、独自の新しい入力ステージ、誘導ノイズや歪みを最小限に抑えるために再配置されたすべての新しい回路基板、信号経路全体の部品のアップグレードなどにより、信号経路で誘導されるノイズと歪みを最小限に抑えることに成功しました。これらはすべて、ローレベルでの解像度、透明度、ナチュラルな音色、音楽性の劇的な向上に貢献しています。

最も静かな1節や楽器に、実際に聞こえるのと同じ明瞭さと存在感を与え、音量レベルと音楽密度の変化を正確にトレースし、個々の楽器をはっきりと提示しつつ、空間の中に正確に配置します。そのためM10では、M1.1に対して出力パワーを50%増やすだけでなく、電源容量も2倍にして、大きな音楽的可能性を備えた出力ステージを設計しました。

しかしながら、音楽的な可能性をすべて箱に詰め込もうとしたときに物理的な課題が出てきます。優れた電源というのはやはり大きく、重くなるのです。M10を収容するためにシングルシャーシを構築することは可能でしたが、結果として出来上がった製品は、持ち運びや家の中での移動が困難であり、非現実的なものになってしまいました。そのため、M10ではツインシャーシ構成を採用しています。本体と電源を合わせると、M1.1の約2倍のサイズとなるM10は、より多くのパワーを提供し、同様に汎用性が高く、より多くの細かな設定が可能です。独自の回路、改良されたコンポーネント、より洗練されたシグナル・ルーティングにより、あらゆる点で従来のモデルの性能を向上させています。

主要なトポロジー
• 電源ユニットにはすべてのトランスと整流器、初段の巨大な1基あたり120,000μFキャパシターがアルミブロックケースに4基搭載。オーディオユニットはすべてのレギュレーション回路と6基もの82,000μFキャパシターを備えた超巨大なエネルギーストレージ。
• 電源ユニットからオーディオユニットには、アウトプットステージのパワーサプライ用に2本、コントロールセクション用とスモールシグナル用にそれぞれ1本ずつ合計4本のLemoコネクターを装備したケーブルでそれぞれ接続されます。
• 片チャンネルあたり2ペアのスピーカーターミナルを装備。バイワイヤリング接続を簡単にしています。
• トッププレートとサイドプレートの裏には振動を吸収してキャビネットの共鳴周波数を低くするためにダンピング材を適所に配置。
• 巨大なトランスはアルミプレートの上に配置され、アルファゲルでフローティングすることで振動をシャットアウト。

オーディオユニット
• 厳選した最高クオリティのパーツ(超高精度で究極の温度係数を誇るSUSUMU製レジスターなど)を採用。信号経路に含まれるすべてのディスクリート部品を再評価し、可能な限りアップグレード。
• 入力段、出力段には新型トランジスタを採用。オーディオ帯域での電圧性ノイズが低下。
• 入力と出力のDCオフセットをそれぞれ完全補償するだけでなく温度も補償する「Exact Diamond」バッファーを搭載した新設計の入力段。
• 9ペアの出力トランジスタ。うち2ペアはExact Bias温度補償モニタリングのために使用。
• パワーサプライレールだけでなく、スピーカーターミナルに送られる出力信号用にも無酸素銅のバスバーを採用。

電源ユニット
• 4基のトランスを内蔵。そのうち巨大な2基は1800VAで出力段レール用に「+」側と「ー」側にそれぞれ1基ずつ使用されるという念の入れよう。2基の100VAのトロイダルトランスの1つは入力段とコントロールセクション用に使用され、もう1つはスタンバイトランスとして使用されています。
• コンデンサ容量は0.5ファラッド以上。オーディオ回路部と合わせると合計で1.0ファラッド以上という巨大容量を誇ります。
• アナログ部とコントロール部のパワーサプライは完全にガルバニック分離しており、ノイズ低減やグランドループに効果を発揮します。
• さらなるノイズ回避のため、電源ユニットの筐体の中にはマイクロコントローラーを一切設けていません。

Rear view of the C1.2 Mono – Dual Monaural Digital to Analog Controller, showing connections and expansion slots
写真左側、L10 デュアルモノラル プレアンプ。写真右側 M10 ステレオパワーアンプ

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M10 Firmware
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スペック Technical Specification

Nominal Input Voltage

Measurement conditions:

• Amplifier unloaded

• 22Hz to 22kHz measurement window 

• THD+N < 0.01%, any feedback ratio

Balanced: 3.6VRMS

Single-ended: 1.8VRMS

Input Impedance

Balanced: 94kΩ or 600Ω

Single-ended: 47kΩ or 300Ω

Amplifier Gain

Stereo, Bi-Amp, Monaural: 24dB

Bridged: 30dB

Volume control range

+18dB to -100dBu in 0.5dB steps.

Bandwidth

Measurement conditions: 

• 8Ω load

• 1WRMS into load (output voltage: 2.83VRMS)

Bandwidth: DC to 500kHz (-3dB), input low-pass filter OFF

Bandwidth: DC to 120kHz (-3dB), input low-pass filter ON

Maximum Output Power

Measurement conditions:

THD+N: < 0.1 %, Signal frequency: 1kHz

Amplifier Mode STEREO / BI-AMP:
8Ω - 2 x 300Wrms. 4Ω - 2 x 550Wrms. 2Ω - 2 x 900Wrms. 
Amplifier Mode MONOAURAL:
8Ω - 300Wrms. 4Ω - 300Wrms. 2Ω - 2 x 300Wrms. 1Ω - 1600Wrms. 
Amplifier Mode BRIDGED:
8Ω - 1100Wrms. 4Ω - 1700Wrms. 2Ω - 2500Wrms. 

Total Harmonic Distortion + Noise

Measurement conditions:

8Ω load, 50WRMS into load,
22Hz to 80kHz measurement window.

Feedback Ratio - 100% Local < 0.01% at 1kHz.
Feedback Ratio - 100% Global < 0.002% at 1kHz.

Intermodulation Distortion

SMPTE IMD: < 0.001%

Amplifier Output Noise

Measurement conditions:

• Input terminated with 27Ω

• 22Hz to 22kHz measurement window 

Stereo, Bi-Amp, Monaural: < -95dBu (14 µVRMS)

Bridged: < -92dBu (20 µVRMS)

Gain Trim

0dB to -6dB in 0.5dB steps

Amplifier Global vs Local Feedback Ratio

From 0% Global Feedback (100% Local) to 100%
Global Feedback (0% Local) in 1% steps

Weight

M10 Power supply unit: 78kg

M10 Amplifier unit: 53kg

Dimensions

Both units:
440mm x 500mm x 272mm