CH Precision  | 1 Series | Two-channel Power Amplifier

パワーアンプは従来、最もシンプルなオーディオ機器でした。少なくとも外観的にはいくつかの入力といくつかの出 力とパワースイッチのみでした。

問題は、シンプルな外観にもかかわらず、パワーアンプの仕事は決して単純ではないということです。プリアンプやDACの出力と複数のスピーカーの負荷条件と感度のどちらも満たしながら、最も広範な種類の機器に対応し、システムの中の全ての機器のパラメーターに対応しなければなりません。このような多様な条件下で最適な結果を出すためには、柔軟で高性能なパフォーマンスが要求されます。

M1.1の音質や音楽的パフォーマンスが最高水準に挑戦していることは言うまでもありません。最適な部品選択と構成による驚異的に短いオーディオ信号経路、絶対的安定性を誇る強力な電源部、最もデケートな部分からマッシブな部分まであらゆる音楽のデマンドを満たす性能も当然兼ね備えています。しかし、M1.1が本当に他のパワーアンプと異なるのは、優れたソフトウェアによるハウスキーピング(状態監視)機能です。

まず第一に、これは単なる1台のアンプではありません。実は4台のアンプが1台に組み込まれています。少なくとも理論的に言うとそうなります。M1.1の高度なソフトウェアにより、4つの異なる方法で設定することができます。そのためM1.1は従来のステレオアンプでありながら、同時に電源部全体が1つの出力チャンネルに特化したハイカレントモノブロックアンプでもあり、ハイパワーなブリッジモードのモノブロックでもあり、1つの入力が2つの出力チャンネルのために異なる設定ができるバイアンプモードユニットでもあります。

異なる設定とはどういうことでしょう?M1.1ではチャンネルごとにゲイン、グローバルフィードバックの割合を選択できます。つまり、全体的なシステムゲインやノイズパフォーマンスのためにM1.1を調整することができるのです。

従って、M1.1は組み合わせたスピーカー負荷やインピーダンスに合わせて設定可能であり、可能な限り最高なパフォーマンスを提供します。1台のステレオアンプからスタートして、2台のモノブロック、バイアンプシステムに拡大させることもできます。

既存の機器を買い換えたりインターコネクトケーブルを変える必要もありません。先進技術と圧倒的な力を兼ね備えており、何一つおろそかにしないオーディオアンプがやっと現実になったのです。

M1.1 – リアパネル

構成/モジュール

  • モジュール式アナログ入力ボード
  • 出力段はユーザーインターフェースまたはコントロールアプリを使用して調整可能
  • ステレオおよびバイアンプ・モードでは4Ωで2x350Wを実現
  • 高電流モノラルは1100W(1Ω)、ブリッジモードは700W(8Ω)を実現

アナログ入力段

  • 純A級、完全シンメトリカル回路構成
  • 完全ディスクリート超低ノイズ、高スルーレート設計
  • オーディオ信号経路に並列コンデンサを使わないDCカップルド設計

アナログ出力段

  • 純A級、超低ノイズドライバー、AB級フォロワーパワー段
  • 特許技術ExactBias 回路により室温に影響されず一定のバイアスを保証 モニター出力パワー、温度、アンプ負荷
  • カスタマイズ可能なディスプレイでアンプの状態、パワー出力などを表示
  • Argento Audio製の内部配線とスピーカー端子(スペードまたはバナナプラグに対応)

電源部

  •  振動を最小限に抑えるためにサイレントブロックにマウントされた大容量2200VA の巨大な電源トランス
  • 電磁波障害を回避するためのマグネティックエレクトロスタティックシールド処理
  • ハイパーファースト、ソフトリカバリーダイオードブリッジがダイナミックスにも対応
  • 合計250,000uF のキャパシターは極めて低いESR を保つ能力を持ち、低域再現性と音場空間再現性に高い効果を提示

多彩な機能

  • 0% から100%まで10% ステップでグローバルからローカルへ、調整可能なフィードバック調節機能
  • アンプとスピーカー間の最適化、特にスピーカーと部屋の相関関係から低音を減衰することが可能
  • バイアンプモードではチャンネルごとにドライバー/レンジをコントロールが可能

ゲイン入力調整

  • 入力ゲインを 0.5dBステップで 24dB レンジでゲイン調整可能
  • システムノイズフロアとダイナミックレンジを最適化
  • スピーカーの感度や部屋のサイズに合わせた対応可能

 プロテクション

  • 信号経路に出力リレーは無く、フルショートサーキットプロテクション
  • 電流、温度モニタリングシステムが常にアンプとスピーカーを保護

オプションのハードウェア

  • アナログモノラル入力ボード – ステレオおよびアクティブオペレーションには、2つのアナログモノラル入力ボードが必要

写真左側、M1.1 モノブロックリファレンス パワーアンプ
右側上から、P1 デュアルモノラル フォノアンプ、L1 デュアルモノラル プリアンプ、 X1 外部電源

Download

M1.1 Firmware
ファームウェアはこちらからダウンロードいただけます。

CH Control Application
アプリはこちらからダウンロードいただけます。

 

 

 

スペック Technical Specification

Nominal input voltage 

2.5V RMS balanced

1.25V RMS single-ended

Input impedance

94kΩ balanced

47kΩ or 300Ω single-ended

Output power

2x 200W / 8Ω, 2x 350W / 4Ω, 2x 600W / 2Ω in stereo and bi-amp modes.

1x 350W / 4Ω, 1x 600W / 2Ω, 1x 1100W / 1Ω in monaural mode.

1x 700W / 8Ω, 1x 1200W / 4Ω, 1x 1600W / 2Ω in bridge mode.

Bandwidth

DC to 450kHz (-3dB) at 1W into an 8Ω resistive load

Signal to Noise Ratio

> 115dB in stereo and bi-amp modes

> 118dB in bridge mode

Total Harmonic Distortion + Noise

< 0.1% (0% global feedback)

< 0.01% (100% global feedback)

Max power consumption

2200W

Dimensions

440mm x 440mm x 266mm (W x D x H)

Weight 

71kg per unit